佐倉智美の著書

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2006-10-14

★臓器売買と性の商品化

「四国の病院であかるみになった“臓器売買”事件やけど…」
「そやなぁ、難しいよな、これも…。
 あんまりにも正式に臓器売買を認めてしまうと、
 やっぱいろいろ問題があるやろし(-_-;)。
 …国内でもただでさえ“勝ち組・負け組”のような
 [格差]が問題になっているときだし、
 もとより世界的に見れば、
 発展途上国の人々を狙った『臓器ブローカー』
 のような連中の暗躍は噂されて久しいから……」
「かといって、純粋に善意だけに頼ることにも
 限界
があるという現実が、こうした事件の
 背景には横たわってるわけやし(~_~;)
「ま~、たしかに『おカネ もらえる』ことが、
 第一義的には善意で臓器提供しようとする人の
 背中を押す効果があるとしたら、
 それはそれで意義のあることかもしれへんナ」
お互いの足りないモノの交換という観点からも、
 合理的だと言えなくはないかも?」
「でもでもやっぱり、おカネが絡むことで、
 犯罪性が介入
する余地が増えてしまう懸念は大きいか…」
「その『ブローカー』経由で、例えば暴力団の
 資金源になってしまうみたいなことも心配やもんな」
「………で!
 ふと連想してんけど、この臓器売買をめぐるイシューは、
 なんと、いわゆる『性の商品化』のモンダイと、
 じつにパラレルなテーマになってんのとちゃうやろか!?」
「なるほど! ソレもたしかに、
 おカネで売買してイイとは言い難いけど、
 善意のみによる提供には限界があって、
 で、実際におカネが絡む場では種々の犯罪性が介在して、
 暴力団の資金源になっていたり…………。
 同じや!(・・;)」
「そして、そういうふうに考えていくと、
 じつは【結婚】というのは“善意による性の提供”を
 高度にシステム化した社会制度※だと言えるのでは!?
 と思えてくるわけヤ(^_^;)」
「うぅーん、深いなぁ!」
「……そういや、生体臓器移植のドナーって、
 いわゆる家族に限られるんやったっけ」
「ますます両者が表裏一体っぽく感じられるゾ(^^ゞ」
「逆に言えぱ、臓器移植においても、
 【結婚】におけるロマンティックラブイデオロギー
 のような仕掛けを上手く張りめぐらせば、
 善意のみによる臓器提供者が増えるかも!?」
「うぅーん、なんだかなぁ……(-_-;)」
「…悪い冗談やったナm(__)m」

※【結婚】にも広い意味では“おカネが絡”んでいるのが実態なので、その点では【結婚】がそのことを不可視化しておくための文化的な装置だとも言えるでしょう。

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